tactn001のブログ

大学受験予備校で数学の講師をしております.

ブニアティシヴィリのカレイドスコープ(#Buniatishvili )

Khatia Buniatishvili の Kaleidoscope

 

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収録曲は

 

ムソルグスキー の 「展覧会の絵

ラヴェル の 「ラ・ヴァルス」

ストラヴィンスキー の 「『ペトルーシュカ』からの3楽章」

 

 

です.ダイジェスト動画は こちら

 

特に気に入ったのはLa Valse です.

前半は音の多さの中にもワルツ感が出ています.

曲が進むにつれて次第に混沌としていきますが,

全体で10:30とかなりコンパクトにまとめられている

ので,曲の方向性は割とわかりやすいです.

最後に奈落の底へ・・・

本来はフィニッシュがもっと乱暴に終わるのが

作曲者の意図かなとも思うのですが,

このくらいが私の趣味には合うのだなと思いました.

今まで愛聴していた Lim dong Hyek 盤 も似たような傾向かも(^^;

 

Petrushka は彼女の演奏がYoutube にアップされており

(例えば こちら

それらと大きなスタンスの違いはないように思います.

まぁ,よく指が回るというか,速い速い.

この曲の打楽器的な表現がよく出ているとは思います.

が,それ故に聴いていて疲れてしまうところも.

その点が個人的にこの曲のちょっと苦手なところでして,

音が軽い Yuja Wang盤 がお気に入りで,

今回はそれは揺らがなかったかなという感じです.

 

展覧会の絵は 曲によってテンポなどかなりメリハリがあります.

特に苦手な 古い城 や 牛車 は相当遅くじっくり聴かせる

(というか,ちょっと長すぎかも)と思えば

ババガーヤのキレはなかなかのものです.

ちなみに通した演奏時間は 35:40 .

YouTube で Liveの演奏が聴けます(こちら ).

 

それぞれ佳演ですが,メジャー路線なのが気になります.

レーベルのせい?

世代を代表する技巧派ピアニストの一人ですし,

活躍という点でも目を見張るものがあります.それゆえ,

あまり他の人が弾かないようなレパートリーも

開拓してほしいなぁとも思いました(ないものねだり?).